Cubase5正式発表

ということで、リーク情報通りにCubase5正式発表がでた。いくつか予想と違っていた部分もあるが、ほとんどはリーク情報通りだった。

  • GrooveAgentOneはドラムマシンVSTiの模様。まあ今までLM-7みたいな化石VSTiしか付いてなかったからとても良い。サンプルベースのドラムマシンって最近はほとんど使わなくなったけど、3rdパーティ製に頼らなくてもいいのは楽である。64bit化を見据えても都合いいし。
  • LoopMash。これはどうやらループ素材を最大8個まで混ぜこぜにして新しいループを作り出すものらしい。単純なスライス合成ではなく、スペクトル解析なんかを織り交ぜてマッチングをするとのこと。ブレイクビーツループ加工はよくやるので道具が1個増えた感じ。Glitch的機能も内包されてればいいのに。
  • BeatDesignerはリズムパターンオーガナイザぽい。MPCとかDS10のパターンシーケンサみたいな感じか。
  • ボーカル編集系は、まんまMelodyneみたいな感じ。こりゃ高機能だ。こーゆー機能ってエディタ内蔵かプラグインかで使い勝手がかなり変わってくると思う。Steinbergの本気をみた。
  • オートメーションパネル。一箇所集中と書いてるけどよくわからないな。
  • VST Expression。サンプル系VSTiなんかで奏法のバリエーション(ギターならミュートやグリスアップ等)の切り替えをエディタでワンタッチ入力出来る。ようするにマクロだなあ。うちにはそんな音源ないし要らないや…なんか別の使い道あるかな?
  • 拍子トラックとテンポトラック対応。地味にチョー嬉しい。変拍子の曲を書くときにアレンジウィンドウで直接拍子管理出来るのはありがたい。これは待ってた人多いんじゃなかろうか。
  • HalionOne音ネタ追加。ヤマハ作成の音ネタでVST Expression対応。ベースだのブラスだのストリングスだの生楽器系メインでまあそつないところ。
  • WASAPI対応。ASIOドライバが公開されていないオーディオデバイスでもVistaのWASAPI対応ならローテイテンシで制御出来る。オンボードオーディオでもレイテンシ的に使えるようになるのでSPDIFなんかついてると面白いかもしれない。あとVista64対応ASIOドライバがないデバイスでも適切なVistaドライバさえあればASIO並の利用環境を得られるかもしれない。そんなオーディオデバイスがASIOもないのにVistaドライバを整備するのか、という疑問はあるが、例えばUSBオーディオクラスなんかの標準クラスドライバが利用出来るのであれば…あとはVista64かなあ。
  • バーチャルMIDIキーボード。PCキーボードをピアノ鍵盤として利用出来る仮想MIDIキーボード。ありそうでなかった機能で、ちょっとした編集に使える。まあ自宅だとマスターキーボードがあるから出番は少なそうだが。

問題はアップデート価格だなあ。