プジョー206用ブレーキパッド/ロータ覚え書き

プジョー206XTPremiumのブレーキパッド/ロータに関する覚え書き。基本的に今乗ってる前期モデル(最初期型、’99年5月)の話。車検整備を前にちょっと調べてみた。

ブレーキパッド

206(プジョーの場合206に限った話ではないようだが)のXTPremiumでは複数のキャリパメーカー/形状の混在が確認されている。最大手はBOSCHだが、非BOSCH製もしくは形状違いが装着されているケースもある。社外パッドメーカでは基本的にBOSCHキャリパに合わせた(つまり純正形状の)パッドを適合として提供しているが、一部のメーカで適合品として提供されているパッドが純正形状と異なる場合があり注意が必要である。
うちの206の場合、いわゆる最大手のBOSCHキャリパであり、基本的にはほとんどの社外パッドメーカの適合情報がそのまま使える。ただし一部のメーカで誤った(?)記述も見受けられるため注意が必要。
●EBC
公式サイトはここ。Peugeot206 1.6Lの前期モデルは1366もしくは21366(GreenStuff)が相当する。ただし、2002年辺りまでは21136が純正互換とされていた。現在これはルノーやシトロエンの一部車種用となっているが、基本的に形状は同じである。どちらを購入しても問題ないと思われる。
GreenStuffは2セット使い続けたが、コストパフォーマンスがやたら良い。効きは純正+α程度だがタッチが素直だし、ダストも少ない。純正リプレースにはお勧め出来ると思う。
●DELPHIロッキード
公式サイトが貧弱で適合情報も検索出来ない。一応店頭で確認した感じでは問題なさそう。
●DIXCEL
公式サイトはここ。2111699が適合品になっているがこれが曲者。うちの206についてるBOSCHキャリパに装着出来ない。形状としては1.4Lの前期タイプ、つまり2111610が適合品になる。1.4Lも後期モデル(もしくは5ドアモデルだと思われる)が同じ型番になっており、混乱が伺える。
今回ここのパッドを注文しようとして、こんなに調べるはめに。でも間違ったパーツを注文するくらいならこれくらいの労力は…
●クランツジガ
公式サイトはここ。適合リストは、前期XTPremiumの場合「XT1.4/XTpremium(VF32ANFZ?)/Style/XS1.6(VF32CNFZ?) 」となっている。これはDIXCELの問題をふまえると納得がいく。つまり、前期1.6Lモデル(XTPremium/XS)は基本的に1.4Lモデルと同一形状が使われており、「パッドの両側の耳の部分が穴あき形状」が正解と判る。
206の後期モデルになると、さらにキャリパー形状が増えているらしく、モデルによっても微妙に違うのでさらに混乱に拍車がかかっているらしい。

ブレーキディスクロータ

1.6Lの前期モデルの場合、基本的に各社の適合リストに問題はない。1.4Lのベンチレーテッドディスク採用モデルと同一形状なので、適合リストがない場合はこちらを探しても良い。