Cubase4.5.1が出た

次期アップデートは9月とまことしやかに噂されてたが、なんかもう出ちゃった。ビッグマイナーチェンジなので例によってバージョンが0.5上がって4.5に。ただしバイナリは既に4.5.1とビルド番号が上がっている。
で、落とそうとしてるんだけどやっぱり落ちてこない。Steinbergはいつもこうだよなあ。新パッチ出す→世界中からアクセス殺到→サーバがパンクして落ちてこない、を毎回繰り返す。今回はFTPサーバを増やしたり北米にも置いたりしてるがそれでもダメだ。根本的にミラーサイトを見直すかBitTorrentでも使って配布したほうがいいんじゃなかろうか。
しょうがないのでダウンロードは1週間ほど様子見をみることに。どっちにしろ今M3用に作業してるのが終わらないと何も試せないし。ひとまず発表資料のPDFだけ眺めつつ新機能をチェック。

VST Sound

SoundFrameを改名してVST3に統合した新規格。メディアベイとの連携が強まるのでサウンドブラウジングがさらに便利に…だけどVST3対応プラグインってサードパーティからほとんど出てないしなあ。まあ個人的には最近C4付属プラグインばかり使ってるので歓迎するが。

ASIOデバイスのPnPサポート

Cubase4が動作中にASIOオーディオデバイスをPCにつなぐと自動的にデバイスを検知してVSTコネクションのルーティングまで自動処理してくれるらしい。例によってYamaha/Steinbergの新製品MR816が初対応。まあ作業中にそんなことすることもないしこれはどうでも…

VSTコネクションプリセットの自動生成

Cubase起動時にオーディオデバイスを自動検知してVSTコネクションのプリセットを作成するらしい。まあこれも最初の1回だけ…あ、でもデフォルトテンプレートを修正してないと新規プロジェクトを作る際に毎回VSTコネクションを設定する羽目になるのが防げるのか…?

ASIOモニタリングの改良

これもMR816関連かな。まあどうでも…

リモートデバイスのコマンド追加

多分CC121とかKXシリーズ関連かな。KXはちょっと欲しかったりするので、そのうちお世話になるかもしれない。

メディアベイにキーボードショートカット追加

地味によいアップデート。あとリモートデバイスからもメディアベイをいじれるようになってるくさい。

OMFフォーマットのImport

使ってないからどうでも…

メトロノームをVSTiへルーティング可能

通常メトロノームクリックは内蔵のクリック音が再生されるが、これを指定のVSTiで鳴らせるように。うちじゃ従来のクリックで十分だが、人によってはありがたいかも。ドンカマにこだわってる人って時々いるし。

自動スクロールの一時停止

自動スクロールを一時的に無効にするボタンが各エディタウィンドウに実装。うーん、自動スクロールは切ってるしなあ。日頃有効にしてる人にはいいのかもしれんが。

MIDI同期オプション追加

MIDI同期なんて最早使っていないのでなんとも…

バグ修正

一番重要?(^o^)/。30点以上も修正されてますな。全部チェックしてないけど、いくつか気になるのも含まれてる。あーでもVSTミキサのCHストリップ内蔵EQのバグは載ってないかもしれん…滅多に起こらないけど、周波数グラフのEQカーブの描画がおかしくなって音自体も描画に合わせた感じにおかしくなる現象が。再起動すると治るんで放置してるけど、どうなんかなあこれ。

VST Soundコレクション提供

オマケの音ネタも公開。HalionOneの追加データをVST Sound形式で公開した模様。サードパーティ製の波形とYamaha S90ESのピアノ波形、サードパーティ製のドラムループ集計1.6GB。ドラムループは要らんなあ…HalionOneの追加データは正直ありがたい。楽器系のデータはいくらあっても困ることはないし。
* 2008/9/3追記 *
1週間近く経ったが少しだけ緩和したかも。まだまだ重いが一応落ちてくるようにはなった。サーバ側でトラフィック制限をかけてるようで128Kb/sec以上は出ない。うちはとりあえずwgetをぶん回して落とした。
あと現在は修正されているが、日本語公式のダウンロードリンクのアドレスに間違いがあり、リンク切れを起こしていた。MacOS版とWindows版で微妙にビルド番号が違うのが原因のようだが、何やってるんだSteinberg/Yamahaよ…