自宅サーバを玄箱に変更

現在自宅サーバで使っているのはP-120MHzのノートPCだが、10MbpsのPCカードNICを使っている為テプコひかりが来るとちょっと心もとない。HDDも時々異音がするし、入れ換えを決行した。
最低条件はこんな感じで候補を探す。
・最低100MbpsのNICに対応すること
・Linuxをインストール出来ること
・消費電力が高くないこと
中古のノートPCかスリムPCを探そうかと思ったが、結局玄箱/HGを購入した。バッファローのLinkStationほぼそのままのNASキットで、組み込みOSとしてLinuxが採用されている。また有志の手によりVine/Debian化の方法が公開されており、作業がしやすい。
近所のPCデポ調布店で購入。HDDは余っていた日立製120Gを流用。HDDの組み込みはちょっと面倒だった。ケースのメンテナンス性はいまいち。
OSインストールはいきなりDebian化して行った。インストールパッケージはこちらのDebian化tarボールを利用させて頂いた。なんのトラブルもなくインストールは完了。結構あっけない。本当はVineのほうが慣れてるが、Vine3.xへのアップデートがかなり面倒らしい(libgccとカーネル周辺)。Debian3.0にしてもディストリ自体は古いのだが、Vineよりシンプルだし玄箱には合ってるかもしれないと思い選択した。
OSインストール完了後、ひとまず自宅サーバに必要な設定を行った。
・IPアドレス、ゲートウェイIP、DNSの解決はDHCP経由に
・apt-getによる最新パッケージへの更新
・日本語manページのインストール
・gcc3 & binutilsその他必要な開発環境のインストール
・ntpdのインストール及び設定
・sshdのインストール及び設定
・sambaのインストール及び設定
・apacheのインストール及び設定
・bzip2, wget, vim, w3m等必要なアプリのインストール
・自作プログラムの再コンパイル
・/etc以下ファイルの各種設定
アプリケーション関連はほぼ全てapt-get及びdselectでインストールした。Vineでも採用されているが、さすが本家のapt-get環境は便利だ。一味違う。
一通り動作させてみた玄箱は、結構快適。BogoMips値だけで見ると以前のP-120ノートPCより値は低い。だがI/Oの速度やメモリの質なんかを考えるとパフォーマンスは玄箱のほうが高い。
また従来はHDD容量が2Gだった為NASとして利用することはなかったが、今回は十分利用するに値するだけの容量は確保出来た。
低価格で入手出来るLinuxサーバとしての玄箱は魅力的で、おもちゃとしてかなり遊べると思う。