ここ数日、自宅サーバマシンのHDDから異音が…定期的にカッコンカッコン音がする。これはヘッドがシーク時にオーバランしてぶつかる音…慌ててチェックしてみると、IDEエラーが盛大に出ている。あと熱のせいなのかHDDのせいなのか、linuxのプロセスもおかしくなっており、なぜかsambaのネームサーバが大量に起動していたり。
これはヤバイとバックアップ開始。とりあえずNASとして使っていたパーティションとホームディレクトリ、公開webデータは無事サルベージ出来た。この時点でIDEエラーが酷くなってきたので、一度電源を落としクールダウンさせ再起動…起動しないヨ…
というかいきなりSMARTでBADコンディション出たりしてにっちもさっちも。1時間ほどクールダウンさせてやると、BADコンディションは消えてGRAB起動までは動いた。が、しかしkernelがロード出来ない。どうやらkernelファイルが存在するセクタを読めない模様。試しに別に残してある旧kernelを指定してやるとこちらは無事読めて起動シーケンススタート、しかしinitrd終了でpivot_rootするところでやはりfsが読めなくなりinitが見つからずkernel panicに。これはもうダメだな…
ここで困ったのが、POPFileのコーパスデータベースのバックアップ忘れ。うちは自宅サーバでPOPFileをproxyとして動作させて使用しているのだが、育てに育てたデータベースをここで失うわけにはいかない。うちのSPAMメール対策の運命はこのデータベースにかかってるのだ…とりあえずマシンから2.5inchHDDを取り外し、以前買ったUSBHDDケースへぶち込んだ。
これを他のlinuxマシンに繋いでサルベージしようとしたのだが、mountさせようとするとmount自体が固まってしまう。しょうがないのでWindowsマシンに接続し、explore2fsを使ってアクセス。エラーリトライががんがんかかるらしく、アクセスする領域によっては物凄く時間がかかったりアクセスそのものが出来なかったりはするのだが、なんとかサルベージすることが出来た。
代替マシンを用意しないといけないのだが手頃なマシンが見つからない。熱が気になったのでマシン毎交換しようかと思ったのだが、結局HDDだけ交換することに。偶然某ネットショップの週末セールで東芝の20GB物が激安で出ていたので即効注文。届き次第Debianの再インストールを行う予定。