無事到着。クロネコヤマトのトラッキングコードをメールで予め知らせてくるあたり、Yamaha管轄になってサービス良くなった気がする。
とりあえずSX3を残したまま別にインストール (インストーラがやたら重いのはドライブの空き容量を計算しているせいか)。うちのマシンでは、アプリケーションはシステムとは別のパーティションにインストールしているので、Cubase4もDドライブへ。起動後、追加VSTパスのデフォルトがCドライブ固定になっているのでDドライブに修正。
1時間ほど触ってみての感想。
- DirectXプラグインのサポート廃止。これはまあ影響ないかな。ほぼVSTプラグインしか使ってなかったし。
- トラックのカラーアサインと連動するミキサーGUI。これは地味に良い。今まではGUI全体の色調に変化がなかったので、どのミキサーCHがどのトラックに対応するのかごちゃごちゃしていたが、一発で判るようになった。
- トラックの自動生成。VSTiを選択すると自動的に空トラックをプロジェクトにインサートしてくれる。これも手間が省けてよい。
- メディアベイ機能を中心としたプリセット/サンプルデータ管理。エクスプローラやiTunesのような管理機構が搭載され、VST3プラグインやWav波形管理が楽に。これもかなりよいなあ。
- VST3プラグイン。VST2と比べると、出力CHが拡張されてたり、メディアベイI/Fが追加されている。Cubase4に付属のプラグインは基本的にVST3化された。一応SX3までのVST2.x系も付属しているがearlier plugins扱いになり、管理もWrapperのようなDLLで行っている模様。
- 新VSTiのHalionOneは結構便利かも。HailonのサブセットにYamaha Motifの波形をのせたもので、よーするにサンプルプレイバック系音源モジュール。以前はUSMというSC55にも劣るものしか付いてなかったが、HalionOneはかなり良い。元波形がそれなりにしっかりしているので、少しエフェクトをかませれば十分トラックに使える。またうちのPC環境ではかなり軽く動作するのでマルチトラックでも余裕だろう。
- 新アナログシンセ系VSTi3種はまあまあ。悪くはないが、ちょっと似たような傾向、という感じもする。SX3時代のMonologue等もついてるがこっちのほうがいいかもなあ。
- 新VSTプラグインは従来のものよりどれも機能的に良くなってると思う。新規追加のアンプシミュレータも悪くない。
感触としてはVST5→SX1の時にも似たフィーリングを覚える。SX1→SX2の時は機能アップはしたがミキサルーティング機能の複雑化に戸惑い、SX2→SX3の時は逆にあまりの変化のなさにやや失望した。今回のSX3→4は、見た目こそSX3からほとんど変わっていないが、UIの改善やVST3の設計思想が良い方向に作用している気がする。