TOHOシネマズ@橿原あるるのレイトショーで。観るかどうか悩んでいた作品だが、クリント・イーストウッド好きの親父が連れてってくれというので行ってみた。
総じて悪くないというか結構良い映画だと思う。演出にしてもカメラワークにしても王道で、こうだろうなと思うシチュエーションで思ったとおりの展開が起こる。ある程度は予定調和なのだけれど、オールドアメリカンの粋なところをうまく引き出している感じ。アメリカ人はグッとくる作品なのかもしれない。
ただ穿った見方をすれば、現在のアメリカ(というか全世界だが)を襲う経済危機をそれとなく示しているような、啓蒙というか告発というか、言ってしまえば国策作品のようにも感じられる。奇しくもアメリカ自動車界ビッグ3の破綻も間近という情勢だし。アメリカは終わっちゃってこれからはアジアが台頭してくると思うけどうまくやりなよ、みたいな。うーん。
あと主題歌がとてもよかった。