うちはもう10年ほどDAW(Digital Audio Workstation)としてCubaseを使ってるが、長年のライバル関係であるLogicがversion8になった模様。Cubase、Logicそれぞれに特徴があって一長一短があるし、どちらが良いとか悪いとかってのはないと思うが、Logic8の価格はちょっとびっくりした。59,800円って安いなあ。Cubase4は実売10万円超えだし、CubaseStudio4が約59,800円でやっとLogic8相当。一応対抗としてはCubase4 vs LogicPro8になると思うのだが、倍近い価格差は結構インパクトが大きい。CubaseからLogicへ移るユーザも多くなるかもしれんなあ。まあLogicは開発元のemagicがAppleに吸収された時点でWindows版の開発継続を中断したから、うちみたいなWindowsユーザには縁のない話だが。
しかしまあこのグレードのDAWは成熟期に入っていてもう機能的な差はほとんどない。現在のDAW主流といえば、Steinberg Cubase、Apple Logic、MOTU DigitalPerformer、Digidesign ProToolsだろうか(ProToolsは環境や価格的にもちょっと高級路線なんでアマチュア向けというわけではないが)。それに続く勢力として、サンプルループシーケンサの元祖Sony Acidや、ライブ・リアルタイム操作に長けたAbleton Live、ソフトウェアシンセモジュール環境の雄Propellerhead Reason辺りが頑張っている。
Cubaseの場合、オーディオ/MIDI統合環境のハシリだったりASIO/VST規格の発案元というアドバンテージはあるものの、CubaseVST5.0やCubaseSX1.0?2.0の頃ほどの勢いは感じられない気がする。Cubase4.0はたしかに機能豊富で何でも出来ると感じさせるのだが、その分初心者への敷居が高く、とっつきにくいのかもしれない。用途を絞ったLiveやAcidが人気なのもそーゆー面が大きいのかも。
Cubase4も年末にかけて4.1マイナーアップデートの噂がちらほら聞こえるようになった。どうなるんかなあ。